――――いつか、『家族』で笑みを浮かべる日が来ると、信じています。

家族

「結香ね、父様と母様が大好きなの、だから――」


『家族』


左より
 日ノ本暁生(生前:暁生 雄哉<あこう・ゆうや>) 風髪風肌火目(生前:弓使い)
 荻凪 結香(おぎな・ゆうか) 火髪風肌水目・槍使い
 荻凪 結生(おぎな・ゆい) 火髪風肌水目・槍使い


荻凪家の中盤の娘と、その娘の交神相手として分社していただいた氷室んちの雄哉君です!
…みよ、この美形親子!!!(自重してください猫野さん)
もともと結生は猫野にとっては超贔屓顔、ナマズと壱与ちゃんからこないな美少女生まれたときには
若干度肝を抜かれましたが(笑)美形と交神したらそのまた娘も超絶美少女だったというとんでもない子。

とはいえ、結生自身は同じ顔の輝原家の桜華とは正反対で、非常に大人しく女の子らしい性格の子。
お父さんが大好きで、何をするでもお父さんの後をついて周り、いないときにはイツ花の手伝いをして。
本当は進んで戦うことは嫌いな娘ですが、一族のためにと自分に言い聞かせて戦場に立つような娘です。
そんな彼女ですので、父以外の男性は苦手で、交神の際にも蒼白になりながら何とか儀に挑んだくらいでした。
しかし「夕日のような瞳をした神様」に安らぎを覚えます。
男所帯で育ち、女の子の扱いにはてんで慣れていないという雄哉君からの不器用な優しさを受け、
彼に徐々に心を許すと共に、物語で読んで思い描いていたような淡い恋心を抱くようになります。
無論、「神様にそんな思いを抱くなんて」とその気持ちを押し殺したまま、一月の儀を終えますが、
夕日を見るたびに募る思いに苛まれ、彼女の娘である結香の来訪と共にその思いが堰を切ります。
しかし、彼女は家族の薦めがあったにも関わらず、二度目の交神に挑むことはなく、その思いを抱いたまま
安らかな死を迎えます。

いろんな方に「幸せにしてあげてください…!」と言っていただいたのが嬉しかった…!
猫野的設定では、氏神→天界へ、死んだ魂→輪廻の輪に戻る、という設定をしているので、
氏神とならなかった結生はこのままだと悲恋のまま。その自分設定を覆してでも幸せになってほしいよ…!!
…そのうち本でも書いてやるかな(まて)

そんな「もしかしたら存在していたかもしれない」優しい家族の絵を、「1122(いい夫婦)」の日にお祭りに
投下してまいりました。……やたらきらきらしてるのは気にしないでください(笑)

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