報いを受ける覚悟があるならば 「俺はめったなことじゃ怒りはしないんだがね。」 青年は不適ににやりと笑い、その腕をゆっくりと持ち上げた。 気のせいかその腕にまとわりつくのは紅い糸のようなもの。 それは一瞬ごとに太さを増し、うねり、熱を発し。 「でも、アンタは癪に障るね。」 つり上がった口角 生まれた炎に照らされ輝く金色の瞳。 ぐらりと、熱で視界が揺れる。 『もっとも、理解(わか)るころには、もう意識すらないだろうけどね。』 |
『報いを受ける覚悟があるならば』 以前うちの連の討伐装束は改造衣装だ、と漏らしたことがあったんですが、それを描こうと思い立ったのがこのイラスト。 戻る |