氷渡逢良の血脈 序
いよいよ待ちに待った俺屍2、冒頭体験版を入手しました。
製品版にもデータが引き継げるというから、実質もうソフトが手に入ったようなもんだね! やったー!
……と思ったらこの体験版ではまだあっさりモードしか選べないという計算外があったりもしつつ(他のモードでやるつもりだった)、まずは初代三兄弟を作成しました。
あっさりだと初期値が高めになっちゃうのかもしれないけど、いい。それくらいは許容範囲。


氷渡(ひわたり)一族です。

長男は、システム体験版の初代と同顔同名同職。
弟二人も、やはりシステム体験版を遊んだ時の弟にそっくりな次男と、そっくりとまではいかないけど雰囲気の近い三男が来てくれて、思わずテンションが上がり採用。
ちなみに、三男坊は実際はもうちょっと背が高いです。実際って何だよって話ですが、この当主作成画面、一番最初の記念に残しておこうと思ったのにまさかの撮り忘れをやらかしたので、後から合成したんだよね(アホですか)



まずはプロローグ。
御所の宝物殿から「祭具」が姿を消してから災害が相次ぎ、御所番として帝に仕えていた一族が神への生贄に殺されたいきさつが黄川人の口から語られた後、一族は彼の連れてきた夜鳥子さんに反魂してもらうこととなりました。
されこうべから姿を変え、遠い地目指して飛び立っていく白い鳥たち。

反魂前、黄川人は親切に呪いの説明と復活の意思確認までしてくれたけど、あれ、一族はそこまではっきりと理解した上で復活を望んだわけじゃないかもしれないな…という印象を私は受けました。
このまま死ねない、生きたい生きたいっていう想いとか、理不尽に殺された恨みとか、そういう情念の部分で「蘇らせてくれるなら何でもいい…!」みたいに縋っちゃったんじゃないのかな。
夜鳥子さんの霊力?血肉?を貪るされこうべたちにはあまり理性的なものが残ってるようには見えなかったよ…

そんなわけで、うちの三兄弟はいざ復活してから「えらいことになったけどこれからどうしたもんか」「でもこれ自分で承諾しちゃったんだよなあ、生き返りたいなら合図をくれって言われて合図した覚えあるわ…」と頭を悩ませることになる感じです。このプロローグ見てから、ちょっと初代のイメージが変わった。

そして、いよいよ物語の始まり。


タイトルは『氷渡逢良の血脈』
昼子様の話を聞き終えて、三羽が降り立った先は三河あたり……と思いきや、屋敷があるのは伊勢の東の端。
…辺境ってほど辺境でもないっていうか、わりと京に近いんですが大丈夫ですかね。せめて伊勢湾は越えたら…?
まあ、できるだけ散り散りに逃げろって黄川人も言ってたし、あえてこのあたりを選んだのかもしれないけど。
それか、東にまっすぐ飛んできたら海に行き当たったのでそこで地上に降りることにした、とかかな。
ちなみにシステム体験版でも1周目がここだった&このタイトルまで同じだったので、プレイヤー的には偶然の一致に「おっ」と思ったり。



さて、遠く(?)伊勢の地で復活した兄弟のところへ、さっそく黄川人が様子見に来てくれました。
彼のほうはこの事件の真相を探るために東奔西走しつつ、都にこちらの味方を作る算段をつけてくれているとか。へー。
ところで真相がわかってないっていうけど、一族を処刑させたのが阿部晴明だってことだけは周知…なんだよね? オープニングのナレーションで語られてたことくらいは一族もわかってるもんだと思って進めちゃうけど大丈夫かな。(あそこでは「とある陰陽士」としか言われてなかったけど、帝が頼る相手といったら晴明だってことは京の人間なら多分わかりそうなもんだし)

そして「さっき拾った」とかなんとかで黄川人が一族の助っ人として置いてった、イタチのコーちん。

この子が黄川人に拾われた経緯は、前作での真名姫を思い出しますね。
やっぱり黄川人、意外とそういうの放っとけない人なのかな? 何それときめく。
まあ、死にかけを助ければ恩に感じて忠義尽くしてくれるだろうって計算も込みなのかもしれないけど…(←台無し)。
でも理由はどうであれ、君は今日から我が家の一員だ! よろしくコーちん!


さて三兄弟のステータスはこんな感じ!

長男にして当主の逢良(あうら)。職業は弓使い。
齢8ヶ月。1才1ヶ月スタートだったシステム体験版と比べて、まだかなり少年らしさが残っている年頃です。もしかしたら殺された時には元服もまだで、こっちに来てから元服の儀式もできないまま「今日から成人だ」ってことにしたのかもしれない。
信条は「報本反始」。天地や祖先に感謝し報い、発生のはじめに思いを致すこと、だそうです。
ところで、親の 神 様 からもらうはずの「一世の祝福」がいきなりついてるんだけどどういうことかな…


次男の錬也(れんや)。職業は大筒士。
わりと中性的な顔の長兄に比べて、眉が違うだけでけっこう男らしく見えます。イケメンだー。
表情のせいか髪型のせいか、少々チャラそうにも見えるけど(※主観です)。
「準備万端」が口癖だそうで、前向きっぽくていい感じ。多少の自信も窺える台詞だし。
準備…準備か。なんかコーちんと仲良さそうだな。(謎の感想)うん、なかなかいいキャラなんじゃないの。


そして末弟の律哉(りつや)。槍使い。
あれ、信条「不撓不屈」とかいってる。三男のくせして初代系の信条持ちだこの子。
これは……たぶん、元からの信条じゃないんだろうな。殺されて復活してこの境遇になってから、「負けるもんか」って自分に言い聞かせるようになったんじゃあるまいか。
この子はずいぶん気難しそうというか生真面目そうな顔してるもんだから、余計そんな気がしてきます。
まだ実戦に出られる年齢になったばかりみたいだし、生前は10歳かそこらの子供だったんだろうに…。
「前はもっとよく笑う子だったのになあ」と思うとひそかに心が痛い長兄。
「なーに辛気くさい顔してんだ笑え笑え!」と賑やかしにかかる次兄。
仲良し兄弟。

それにしても三人のちんまい素質バー…(笑)序盤の一族はこうだよね可愛いなぁ。全員素質点10点ですってよ。
能力値もしょぼしょぼなので術も全然使えないけど、逢良だけは能力足りてないのに泉源氏を覚えている様子。さすがお兄ちゃん! 生前から使えたのかな? 能力の上がる装飾品つけて覚えたのかも。
それ以外の術は全員どれ一つとして唱えられません。最初から攻撃術使える一族さんもいるらしいのに、うちの兄弟はあまり術の修得に熱心ではなかったのかもしれない。
ちなみに、初期から持ってる巻物もどうやら一族ごとに違う様子。泉源氏と赤玉武人防人は共通(かな?)で、他に当家には火車・怒槌丸・地鳴りがあります。頑張って覚えような。


製品版が届くまでまだ討伐には出られませんが、ここでプレイの決め事を記しておきたいと思います。
一、 モードは「じっくり」で固定。
   ころころモード変更してると変な時に変え忘れたりして好きじゃないってのが主な理由ですが。
   しっかりモードと悩んだけど、ゲーム内の説明書きを見てじっくりのほうが私向きかなと思いました!

一、 討伐はノーリセット。
   交神はリセットしまくるつもりですが、討伐に出たら収穫がなかろうがたとえ敗走しようがリセット禁止。

一、 攻略情報は見ない。
   攻略本もサイトも参照不可です。一族と一緒に手探りで…!
上記が当家の家訓になります。
何もわからない一族と一緒に悩んだり迷ったりしたい! 1周目だけのワクワク感をめいっぱい味わいたいです!
発売日を心待ちにしつつ、今回はここまで。

余談ですがプレイ開始前にちょっとだけ、前作と今作の一族のつながりについての俺設定。

私の一族には前作俺屍1のPS版にも氷渡家というのが存在して、最終メンバーの末っ子が逢良という名前の弓使いでした。
が、彼らはご先祖様ではなく、今回の氷渡一族とは無関係のつもり。
だったら同じ名前を付けなきゃいいんですが、前に配信されたシステム体験版(製品版へのデータ引き継ぎは不可)で、「せっかくなら漠然とキャラメイクするより前作の誰かを作ってみるかー、どうせ一年だけの付き合いなんだし何でもOK OK!」と軽ーい気持ちで、(出来上がりの顔の許容範囲が広かった)逢良を作ってプレイしていたら、それはそれで愛着が湧いちゃって他の初代が考えられなくなってしまったという…
でもあっちの氷渡家は、悲願達成後朝廷に仕えて100年後にまた滅ぶなんて未来を想定してない。だいいち、あの一族の当主名として代々受け継がれる名前は「天」であって「逢良」じゃない。
そんなわけで今回の初代がその子孫とはどうにも思えず、前作一族のことは特に考えないことにしました。

今回の舞台は前作氷渡一族が存在したのとは別次元の京だと思ってるし、あっちの逢良とこっちの逢良はパラレル世界の同一人物とかいうこともなくて本当に別人です。まあイメージ元が一緒ではあるので、根本的な気性は似通ってるんですけども。あと、たまたま同姓同名で容姿もちょっと似てるけど!(言い張る)
どう考えても紛らわしいし、せめて漢字を「日渡」に変えようかとも考えたけど、もはやそれもしっくりこなかったので、開き直ってこのままいきます。
そんなわけでPS版氷渡一族史を読んでくださっていた方は、ここはひとつ別物としてご覧いただけると幸いです。

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