暁生一族史 9
― 1026年 ―

   


現メンバー: 深護・治己・雄馬・紗由良・一護・真冬
→ 一族紹介(別窓)

 4月  討伐:忘我流水道 ― 五ツ髪
 治己の息子誕生!
 顔は下4右2。青髪、白い肌、青い目。利発そうなお子様だそうです。治貴と治己の血を引いてるにしては優男ですね。母親似かい?
 で、この顔は、1周目九条家で初代の長男だった仁(じん)君なのだが、何を隠そう私のダントツ最贔屓顔でして。なんかここん家、男ばっかり生まれてくるもんだから、ひょっとしてこれはこの顔が出るまで順番を回せということじゃないかと、根拠0グラムながら予感はしてたんだよ。そしたらほんとに最後の最後で生まれてくるとは…!! もう言うことなし。
 土髪火肌の仁は優しそうな顔に見えたものだけど、全身水カラーは眉目がくっきり際立つからか、凛々しく爽やかに見えます♪(親バカ)
 でもってこの顔は、2周目氷室家でも最終メンバーだったりした。縁があって嬉しいなあ、もう。
 名前は治貴、治己と来て、唐突に「陸(りく)」。家系的には「治也(はるや)」とかが妥当かなと思ったんだけど、なんか似合わない気がしちゃったから仕方ない。(今思うとそんなに似合わなくもないような気が……やっぱ治也にしとくべきだったかなー。今更だけど)
 で、この子は素質が真冬以上のいいとこ取り。心水・土、技土の3つがちょっとだけ劣る以外はほぼ全部MAXの最強息子。ホントに治己の子かってぐらい心も高いから、夕子さん似なのかな。
 素質点は33500でした。暁生家最高。


 さて、早いものでもう紗由良が元服して、長所を伸ばしたいとか言ってるがどうしよう。
 クリア目標は雄馬の寿命ギリギリの12月。あと二月で21000点ためてヨミと女の子作るか、それとも紗由良が頑張って最終戦に出るか、決めないとな。コメントからすると紗由良本人は交神する気でいるのかもしれないが……
 今あるだけでも体水薬と体土薬全部注ぎ込めば、体力650、防御850ぐらいはいくだろうか。ドーピングアイテムは地獄でもけっこう手に入るから、最終的には体力750、防御900ってとこか?
 決断前の参考にと、適当に作った別データに紗由良を養子に出して素質点も調べてみた。この子生まれた時点で番付に入ってなかったもんだから(当時の3位は15000)。結果、13883だという。おいおい、大丈夫かこれ……1・2周目の最終戦メンバーはみんなこの倍はあったよ〜? 不安だなあ。(知って不安になるくらいなら確かめるなよ)
 ただプラスなのは、技の土がそこそこあって術防御が高いこと。現時点ですでに400越してる。しかも最終戦の時には1才4ヶ月になってるはずで、まだまだ伸びるっぽいのだ。それに比べれば、200ぐらいまでしか成長が見込めない一護のほうがよっぽど危ないわ。(←まったくだ)

 結論:最終戦に出そう。ラストメンバーは紗由良・一護・真冬・陸に決定だ。
 ホント、紗由良ちゃん顔は1周目でも2周目でも健気に頑張ってくれてたいいコなんで、今度こそはいい目見させてあげたいのです。
 肉弾戦はちょっとキツいけど、なるべく後列に置いて守ってあげれば……! 体水薬は紗由良(と一護?)に注ぎ込むことになるけど、真冬と陸は体水の素質MAXなんだから、まさかまた伸びないなんてことはないよな……まさかね。
 …ホントに何でだったんだ穂鷹と瑞穂。(←2周目最終メンバーの兄妹。体水の素質振り切ってたのに、どういうわけか2人揃って700いかないあたりで伸び止まってしまった)

 それと、治己の次の当主を誰にするかも考えておかないといけない。
 技全+30の特典は一護に欲しい。でも行動をコントロールしたいのは、どっちかというと下がりたがりの紗由良。どーしよーー……
(※なんで今から悩んでるかというと、当主就任直前には朱ノ首輪つけたくなかったから。忠心下がってる状態で当主にすると他の子の忠心が軒並み下がってしまう。まあ、名品珍品は蔵に腐るほどあるから、ご機嫌取りには困らないんだけど何となくさー)
 まあ、順当に年齢順で雄馬でもいいんで、これは保留。


 今月の討伐は、治己・紗由良・一護・真冬(初陣)で忘我流水道。目的はもちろん五ツ髪打倒。折しも強化月間。
 このメンバーで卑弥子を使えるのは紗由良だけ、一護は春菜はおろかお地母すら覚えてないので、両手いっぱいの万金露が命綱。
 疎水の敵と何度か戦って、初陣の真冬のレベル上げ。成長時の能力の上昇幅が半端でない。体なんか一気に30とか上がったりする。あっという間に体力500近くまで育ったので敦賀ノ真名姫に挑戦。あっさり撃破し、ようやく解放。

 氷ノ皇子と五ツ髪はかなり油断できないので、永久氷室はゆっくりレベル上げしながら進む。
 その途中、ふと思い出して連弾弓の消費を確かめてみたら……。何だこれは。一発撃ったら健康度半減って何事!?
 慌てて攻略本を確かめたら、真冬ちゃん、最短命(予定寿命1才6ヶ月)のようです……な、なんてこった、ここに来て……。や、どうせこの子の存命中には終わるから寿命自体はどうだっていいんだけど、消費がイタいよ!
 連弾弓はただでさえ消費高いのに。これじゃうかつに撃てないじゃん! しょうがないなァ……

 氷ノ皇子のちょっと手前で時登りの笛を使い、フィーバーで皇子に挑む。
 まあ、皇子には去年3人で勝てたぐらいなんで、危なげなく勝利。でも解放はできなかった……今までの周では2回しか戦ったことなかったから、3回目あたりでいけるんじゃないかと思ってたんだが……4回倒さなきゃ駄目だったか。結局今回も皇子は解放してあげられそうにありません。
 戦闘が終わるとまだ赤い火が残ってたので、そのまま五ツ髪に突っ込んだ。
 雷獅子のダメージ、400は覚悟してたけど、一護が一発500もくらうでやんの……皇子から入手した大甘露がなければ危なかった。でもあっちの技力尽きてからは楽勝。
 残った時間はもう1回時登りして(髪から2つ手に入ったもんで)、できる限り戦って帰る。

 時登りの笛、わだつみ槍、奥津ノ薙刀、大砲岡鯨、タケミカ槌、鹿島の羽織、天竺の宝冠、引木の茶碗etc.ゲット。奉納点は一気に30000いった。もういらないけどね。
 ちなみに強化月間の報奨金は5万両……これももういらねえ。(汗)
 真冬ちゃんは体力、あっという間に紗由良も一護も抜いて700越え。これが素質点30000の力か…。ついでに奥義『真冬地獄雨』も創作。真冬の地獄雨……すげぇ痛そうな名前だ。連弾弓以外で健康度減らしたくないから、使わせないけどね。
 いっぽう、一護は体土が470越えたあたりで伸び悩み。ほぼMAXの素質で何でよ? もうちょっと頑張れんか。まあ、剣士は重防具着けられるんだから、500もあれば充分かもしれないけどさー。

 5月  討伐:親王鎮魂墓 ― 七ツ髪
 一応紗由良を月光天ヨミと交神させるだけさせてみたが、生まれるのは男。じゃ、やっぱいいや。紗由良を最終戦に連れていきなさいって神様も言ってるんだよ。リセット。

 今月は奥義を継がせるべく治己が陸の指導につき、雄馬・紗由良・一護・真冬で出撃。弓2人の編成。(まあ剣が2人とかよりはいい)
 当然今月は親王鎮魂墓で七ツ髪を落とすのだ!

 もう髪までのルートは開いてるので、ワープゾーン2回使って一気に金色館へ。赤い火出たけどもう取るものは何もないから、ガツガツせず普通にレベル上げ。
 真冬の体水の伸びが止まったが、800あれば充分だ! 一護も体火が止まりそうだけど、600弱あればまあ攻撃力は足りるだろ。
 さて先月でだいぶ術を覚え、戦術の幅が広がった真冬ちゃんですが……なんか、進言にやたら梵ピンが多い。こんな子初めてなんですが。回復はめったに進言してこないし、大将狙いが好きみたいだし、ひょっとして君、こんなに可愛いのに攻撃的……? ま、まあ、回復は一護に任せておけば大丈夫とか思ってるのかもしれないけどな。
 そう、一護が意外と回復しっかり進言してくれるのだ。この顔の息子って、1周目では「何も考えずに生きてきたけどこれからはそうもいかなくなる、面倒くせぇ」2周目では「そろそろ飽きてきたからちょうどいい」などと言い残して逝ったもんだから、一護も愛すべき馬鹿息子なんだろうと思ってたんだけど……この子は暁生一族らしい真面目な子みたいです。お利口だなぁ。
 特に、体力の低い「紗由良にお雫」多し。「守ってやらなきゃ」とか思ってるのかもな。ときめく。(笑)

 で、七ツ髪は……一撃のダメージは300とかくるけど、単体攻撃だし力溜めしてこないし、術攻撃は雷電だから五ツ髪の雷獅子に比べれば全然弱いしで、実はあまり強くないんだな。春菜と卑弥子あるから楽勝。
 帰りに一護に朱ノ首輪つけて、春菜なんかを覚えてもらった。技土の異様な低さのおかげで石猿と卑弥子はそれでも覚えられなかったが、う〜ん、まあいいでしょ。どうしようもねえ。


 同月、深護永眠。享年1才10ヶ月。
   「生まれ変わってやる…
    朱点の首をかくまでは
    私、何度でも生まれ変わってやる」


 …顔に似合わず……まあ、悔しいよな。黄川人の髪もほとんど落ちて、あとちょっとだったんだもん。
 でももう現生き残りメンバーだけでラスボス倒しちゃう予定なんだけどな。君の生まれ変わりの子をもう一人作れって?(笑)
 いや、朱点を倒して一族が人並みの幸せな人生を送れるようになったら、また生まれていらっしゃい。
 この子も氏神になるかと思ってたけど、ならなかった。ありゃ。天継より素質点は高かったと思ったけどな。ウラの素質で負けてたのか……
 23代目は治己になります。

 6月  討伐:白骨城 ― 四ツ髪
 まず、朱ノ首輪のせいで忠心50になってる一護に名品を授与。小クロ茶碗と信楽フタ置だけでいともあっさり100に。何だ、これってそんなに嬉しいのか?

 さあ今月はいよいよ陸の初陣だ! 紗由良・一護・真冬・陸の最終メンバー4人で白骨城に。今月で一気にボス4体落とします。
 まずは速瀬かけまくってダッシュ。たまたまぶつかった敵とだけ戦って陸をなんぼかレベルアップさせるが、ほとんど直行でアシゲの祭壇へ。恨み足は2ターンぐらいで楽勝、特筆事項なし。
 続く右カイナ・左カイナも、攻撃を調整して援軍呼ばせず一気に倒す。勝利。
 途中、真冬が『真冬紅の宴』を創作して、弓の奥義コンプリート。で、真冬と同等以上にガンガン強くなる陸ももう大丈夫そうだし、この勢いで大江ノ捨丸行くぞー! ……と思ったら、こんな時に限って14ノ丸と17ノ丸でことごとく宝箱部屋に行き当たる。一応宝箱は開けてく。でもいらん物しか出て来なかった。
 そうこうしてる間に火が残り一つに。やべぇ。ダッシュで大江ノ捨丸戦。
 まず陽炎3回かけて、次に力士水。常夜見で後列の真冬と陸が混乱するが、無視して紗由良が双光斬2回。最初の一発で左右の顔が消え、次の一発でとどめ。楽勝。
 こんな速攻で捨丸倒せたのって初めてだ……初めてっつっても捨丸と戦うのはこれでわずか3回目なんですが。倒しても倒しても復活する左右の顔と、使われると嫌な術1位の常夜見に苦手意識があるんで、毎プレイ1回きりしか戦わないんだよ。その1回で解放しちゃうもんだから、「お前たちと戦うのもこれで最後なんだとよ!」と言われても、これで最初なんですが…って感じで面白かったり。(そうですか)

 さて、急いだ甲斐あって火はまだ残ってた、よかった。そのまま四ツ髪へ。
 とりあえず陽炎や仁王水、萌子を限界まで使って、バリバリに強化してから攻勢。結局3回壱与姫を使われたが、もう余裕で持久戦できる底力はあるのでストレートに勝利。
 なんで四ツ髪を最後に回してたかって、ひとえにその手前の捨丸がイヤだったんだよ。ここの髪自体は大して怖かねぇ。
 これで髪が全部揃った!!
 フィーバーでもなかったんだけど野分、双火竜、天竺茶碗、分福茶釜ゲット。野分は使えるかもしれんな、ラッキー。
 帰りに、捨丸から入手した朱ノ首輪を陸につける。ごめん。

 7月  討伐:地獄巡り
 石猿のためだけに首輪つけた陸(卑弥子はダメだった)に名品あげたら、
「アレ、前から目をつけてました ありがとうございます!」
 快活な奴だなお前。やはり2つであっさり100に戻る。心の火が高い子は忠心の上下幅が大きいからご機嫌とっとくと頑張ってくれる、っつーのはこのことかい?

 さて……今月で、治己が寿命だ。
 出撃隊のステータスは、一護が攻撃力800、真冬が700、あと2人が600ちょい。防御は平均800で、体力は平均700か……
 術は、卑弥子を唱えられるのが2人、梵ピンが3人、石猿が3人……。
 むぅ、今朱点倒すのは不可能じゃないかもしれん。
 治己は間に合うまいと思って12月クリアの予定を立ててた(それなら最終戦も余裕だ)んだけど、こんなことなら先月時登りの笛2つくらい持ってって、ギリギリまで戦って帰ってくるんだったよ。あと朱ノ首輪も2つくらい持っていっとけば、紗由良と真冬にもつけて使える術を増やして帰って来れたのに、失敗した。
 ともかく、一応はラスボスに挑みに行くつもりで荷物をととのえる。時登りの笛2つ、養老水5つ、神明胆5つ、あとは持てる限りの体水薬。どうかな……(12月クリアのつもりでいたんで使い切れてない体火薬とかが何十個も余ってる。もったいね…)

 と、準備してから攻略本出して改めて朱点&八ツ髪の力を確認してみたら………あ。
 忘れてたよ、雷獅子が来るんだった。あかんわ。五ツ髪の術で一発500くらってた一護が持ちこたえられるわけねえ……
 ああー、せめて大甘露が3つくらいあるか(現在1つも所持してない)、卑弥子が3人使えれば(現時点で使えるのは紗由良と真冬だけ)どうにかいけただろうに!
 太照天だって当然ないしなぁ。今月の勝利は荷が重いわ……挑むだけ挑んでみる価値はないでもないが……
 あ、一護を隊長にして、敗退覚悟で挑んでこようか。次の当主は一護にするんだから死にゃあしない。
 よし、それでいこう。朱点戦までいって負けるとどんなこと言われるのか気にもなるしな!(酷)

 というわけで今月。
 まずは無理せず地獄の様子を見てこいという治己に、「俺を隊長にご指名ください!」と申し出る一護君。治己の寿命が来ていることを知ってるので無理する気満々。
 出撃直前に思いついて、嵐ノ腕輪で固定だった一護の装飾品を陸ノ首飾りに変更した。技土+65。これで少しでも術耐性の低さを補ってくれ。幸い一護は体の風がバカ高いから(素質そんなに高くないのに…天才だっけ?)、敏速アップはなくてもいいだろ。
 で、フィーバー出してから突撃、地獄巡りへ!!


 準備運動に黄泉坂と賽の河原のザコをしばく。先月の髪戦で戦勝点の溜まってた真冬と陸がレベルアップ。 脱衣婆と戦ってさらにもう1レベルアップし、陸が奥義『陸万歳殺』を創作。早いな、すごいぞ陸。
 大百足よりは大八手のほうが与し易かろうと、血の池コースを選んで進む。氷雪針地獄コースで拾える名槍雫石と体水乳は惜しかったけど。大八手戦で★3つ揃って戦勝点3倍になったりして、みんな順調にレベルが上がる。ここまでで壱与姫、太照天、常夜見の巻物ゲット。今月は役に立たないが、持ち帰るつもりでとっておく。青龍甲も拾ったので、陸に着せる。
 途中で宝箱や敵から手に入る大量のドーピングアイテムは、体火・体水・体土・技火は全部紗由良に。技土は一護に。体風は陸に注ぎ込む。
 無限砂漠と修羅の塔では茨城大将ともそこそこ戦えた。とにかく吸収合体が怖いので、できるかぎりマップ上で先手とって、戦闘始まったらまずくららで大将を眠らせてから叩く。これがけっこううまくいった。
 欲しかった大甘露(何故か今回全然手に入らなかった)も、やっとこさ2つ入手。
 時登りの笛も4つほど入手。使うたびに赤い火が出るので、アイテムを狩りつつレベルも上げつつ、じわじわと塔を昇っていったら、気がつけば終界に……

 思ったよりあっさり終界に来ちゃったので、最終戦に行くかどうか、ここでもう一度仲間のステータスを確認。
 ここまでで青竜甲やミズハの鎧、聖天ノ兜、鬼切り丸、天ノ日槍なんかを入手してて、思ったよりは装備が強化された。防具には恵まれて、何気に防御は全員800以上いったんだよな。攻撃は今ひとつな気がしたけど、主力の一護が最強装備で攻撃力858ある。(紗由良は661とかいってるけどな)
 心配していた体力も、茨城大将の落とす体水乳のおかげで平均800近くまでなった。
 ……よし。不足なし!!


一 「……行く」
紗 「今!? 一度帰れば、真冬や陸が新しい術を覚える時間も取れるわ、なのに……」
一 「わかってるよそんなことは! その方が確実だろうさ。けど……
   俺が何の理由もなしに、今行くなんて言ってると思うか?」

真 「…理由……それって一護、もしかして」
陸 「……父さんか?」
一 「ああ。当主は今月寿命だよ。だって先月は討伐に出てもいないんだ、
   それなのに薬湯を用意させてたなんて理由は一つだろ!?」

紗 「そんな、だって治己さんあんなに元気で、『無理せず様子見に行ってこい』って……」
真 「隠してたんだね…」
一 「だから行く。いや、行きたい。だめか、紗由良?」
紗 「そんなこと……そんなこと聞いたら、だめだなんて言えるはずないじゃない。でも…!」
一 「勝算がないわけじゃない。俺はいけると思ってる。
   勝てたかもしれないのにあの時どうして挑まなかったんだろう、って後悔だけはしたくない!
   だから隊長にしてもらったんだ。
   ――大丈夫、もし歯が立たなかったとしても隊長の俺がやられれば京へ敗退だ、
   少なくとも皆は無事…」

紗 「一護!!」
一 「…大丈夫。もしだめだったらの話だよ。
   負ければ当主だって死ぬんだ、もちろん勝つつもりでいく!
   真冬、陸、お前らはどうだ?」

陸 「俺は行きたい。理由は一護と同じ。……勝てると思うよ」
真 「陸がそう言うなら、私も。
   私と紗由良は卑弥子を唱えられるし、何があっても後ろから守ってあげる」

紗 「みんながそう言うなら……。
   一護も、誰も、絶対に死なないで。私も全力で守るわ」

一 「よし……決まりだ。行こう。――勝つぞ!!」
  『おう!!』


 ……こんな会話が交わされたことであろうと、瞬時に妄想全開です。(全開しすぎ)

 そして挑んだ朱点&八ツ髪戦。紗由良と一護が先手取れたので、陽炎と土祭り。防御・回復を最優先しつつ、慎重にちょっとずつ叩く。陸ノ首飾りのおかげか、最悪450ぐらいを覚悟していた雷獅子のダメージは300ちょっと……いける!!
 呪いで術封じくらってひやっとしたが、幸い一護と真冬がかからなかったので仙酔酒。改めて味方強化、今度は真冬が水祭りを進言。なるほど。
 梵ピン重ねて連弾弓撃って、双光斬放って……勝、利……!
 勝った……! ここまで来れば!!

 最終戦。2周目でもそうだったが、最後なんだから仲間の進言を絶対採ると決めて挑む(それだけ余裕があるってことです。真の頂上決戦は朱点&八ツ髪戦のほうで、阿朱羅戦は相手一人しかいない分、確実に楽)。
 真冬は陽炎、代わって陸が梵ピン、紗由良は石猿重視でかけてくれる。ザコ戦では梵ピンばっかり唱えたがった真冬ちゃんが今回は陽炎なんで、みんなを守ろうと慎重に作戦選んでくれてるのね〜と、ちょっと感動。攻撃的なだけの子じゃなかったんだ……(笑)
 阿朱羅の直接攻撃のダメージはもう2桁しか来ない。太照天があったら誰が進言してくれたんだろうな。
 唯一怖かったのは、雷獅子をも凌ぐ威力の凰招来。油断してたら一度一護の体力100以下まで削られて焦った。満タンまで回復して、対策に風祭りかけて、あとはもう殴る殴る。
 両断殺、双光斬、連弾弓、紅の宴と畳み掛けて、最後は真冬の一矢で溶けた。
 勝っちゃった……マジでいけちゃったよ。できるもんだ。
 せっかく創作した奥義、陸にも一度くらい使わせてあげればよかったな。


 こうして、9年目にして悲願達成を果たした暁生一族でした。
 この先、生き残った彼らはどうするのか。
 一護と紗由良は後々祝言挙げて、末永く幸せに暮らしてほしいものです。暁生家は都の人々との折り合いはそう悪くなかったような気配なんで、このまま京に根を下ろして暮らしていけるんじゃなかろうか。
 ついでに陸と真冬もカップルになってくれたら嬉しいんだけど(男子と女子のそれぞれ一等好きな顔だし)、この二人は今のところ、あんまりそんな感じがしないのだった。…ま、それもそれでいいさ。でも、他の男には真冬はやらんし他の娘に陸はやらな(親馬鹿発言が度を越したので強制終了)

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