暁生一族紹介 2

髪狩り開始までの中間世代。
ちなみにこのあたりからすっかり男所帯に。

   


 雄大(ゆうだい)


  ・12代目当主
  ・弓使い
  ・下2左2 風髪風肌風目



 きさらと八坂牛頭丸の息子。暁生家には珍しい強面です。父親似?
 戦術の進言からして統一性がなかったので、深くものを考えるのは苦手だったらしい。そのぶん肉体派で、1ヶ月違いの頭脳派・誠悟とはいいコンビだった。
 享年1才7ヶ月。

   「朱点か己か どちらかの息の根が止まるまでは 決して休むな」

 誠悟(せいご)


  ・13代目当主
  ・槍使い
  ・上4左2 土髪水肌火目



 なずなと八坂牛頭丸の息子。名前の通りの好青年。
 いい素質はほとんど眠ってしまっていたが、体力が高くて頼りになった。
 雄大を支えて暁生家の舵取りをしていたしっかり者。双子を作ったので早めに引退し、家に残っていることが多かったが、立派に育った息子たちと討伐に出てもいる。
 享年1才7ヶ月。

   「道はまだ半ば…俺は道しるべとなり遠ざかる
    おまえたちの背を見送ろう」

 天真(てんま)


  ・14代目当主
  ・薙刀士
  ・上1右1 土髪水肌水目



 律と阿狛・吽狛の息子。なかなか母親似の童顔。(ちびっこ親子…)
 屋根や木に登るのが好きだというやんちゃ坊主。でもってお母さんっ子。母に指導を受けながら一緒に過ごした9月の花・曼珠沙華は思い出の花。
 いいコなのだが、運だけはやたらと悪い。隊長にして討伐に出したとき、熱狂の赤い火がこれほど出ない子は他にいなかった。でも強かった。
 享年1才8ヶ月。

   「あの花の名は何ていったっけ?
    なぜ思い出せないんだろ?
    一番好きな花なのになあ…」

 真護(まもり)


  ・剣士
  ・下2左2 風髪水肌火目



 信護と鳴門屋渦女の娘。
 前後8人男に挟まれた紅一点で、暁生家のお姫様。渦女から継いだ素質がまったく表出してくれず、歴代屈指の弱さ。おまけに4度目の討伐で危うく死にかけたので、それ以来家に残っていて全然使ってない。あげくに晩年には流行り病にかかっちゃったりなんかもして、病弱でか弱い姫君として、男連中からは過保護気味に大事にされていた。
 当主にもなっておらず、一族でただ一人、正真正銘何も戦績がない。
 遺言がハマっちゃってて申し訳なかった。氏神にもなれると言われたが、渦女の劣化版以外の何物でもなかったので昇天させず。重ね重ねすまん…(汗)。でも作ってくれた娘は強かった。
 享年1才8ヶ月。

   「あまり役に立てなくて、ゴメン」

 (まこと)


  ・15代目当主
  ・拳法家
  ・下4右3 土髪水肌火目



 誠悟と阿狛・吽狛の息子。
 真護があまりに弱いので急遽作成した双子の兄で、一族唯一の拳法家。
 体力と防御が高くて頑丈。そして超肉弾派。大将狙いが好きで回復はおざなり……見たまんまの性格だった。技の火が低くて、燃える拳と相性が悪かったのが残念。
 弟のほうが強かったので誠は先に引退したものの、その後も家でじっとしているのは性に合わず、しばしば洛中の見回り等に出かけていたんではないかと。
 奥義を創作できなかったのが心残りでした。
 享年1才8ヶ月。

   「さッ、そろそろ仕事に出かけようゼ…」

 (さとり)


  ・槍使い
  ・下4右1 土髪水肌火目



 誠の双子の弟。
 こちらは技が高めに揃って術が得意。大将優先で貫通狙いの賢い戦い方をしてくれるうえ、桃木の槍ともすこぶる相性がよく、鉄クマも燃え髪も一撃必殺のエース。体の土は低めで薄かったが、使いにくさはまったく感じなかった。そんなわけで1才5ヶ月までバリバリ現役で戦場に出てました。
 ちなみに悟以下4人が、いきなり強くなった黄金世代。
 奥義『悟大風車』『悟落雷撃』創作。
 享年1才7ヶ月。

   「死ぬってのは卒業していく感じだな
    だから オメデトウで送ってくれ…」

 雄哉(ゆうや)


  ・16代目当主
  ・弓使い
  ・上3左1 風髪風肌火目



 雄大と阿狛・吽狛の息子。端正な顔立ちは祖母似とみえます。
 戦上手で、ザコ戦でも連弾弓や攻撃系術の使いどころを心得ていました。貴重品を持った紅こべ大将なんかを絶対に逃がさないスナイパー。(※この頃の攻撃力では、紅こべは3発ぐらい当てないと倒せなかった。ので、戦い方によっては逃げられることがあったのです)ちなみに十八番は七天爆。
 奥義『雄哉貫通殺』創作。
 享年1才7ヶ月。真面目さん揃いの暁生家には珍しいタイプの遺言を残した人。
 初の氏神・日之本暁生として昇天。

   「そろそろ飽きてきたから
    まッ、ちょうどいい頃合だーな」

 天彰(たかあき)


  ・17代目当主
  ・薙刀士
  ・上2右2 土髪火肌水目



 天真と野分の前の息子。芯の強そうなお子様。
 ボス戦以外でも陽炎や夢子を駆使して戦ってくれた、これまた戦上手。攻撃中心の雄哉に対し、天彰は守備に長けていた印象。
 奥義『天彰鏡返し』を創作。でも遺言からするとそれだけでは飽き足らず、攻撃系の奥義も創りたかったようです。向上心の強い人だ。
 享年1才7ヶ月。氏神・田力主暁生として昇天。

   「あと100ほど戦勝点があれば きっと必殺の奥義が覚えられたのに…
    みんなに披露したかったのに…」

 (ゆずり)


  ・18代目当主
  ・剣士
  ・上1右2 水髪火肌風目



 真護と八坂牛頭丸の娘。
 母の代で眠ってしまっていた渦女の素質がバーンと開花。心と体が総じて高く、特に体は屈指の強さ。初の体力600越え。さらに技力も高かった上、朱ノ首輪で術も覚えてくれた超頼れる人。
 双子や雄哉あたりは「女の子は戦わせるもんじゃない」というイメージを持っていそうですが(真護が弱かったから)、そんなもんは初陣で綺麗さっぱり払拭してみせたことでしょう。
 性格は男勝り。男に囲まれて育ってるので、自然とそんな感じになったものと。
 氏神になった雄哉と交神。でもカップルという感じではなく、男の戦友同士な雰囲気だったんじゃないかという気がします。
 享年1才10ヶ月。氏神・幸魂ノ暁生として昇天。

   「死は何人にも平等に訪れる…?
    誰がほざいたか知らないけどサ、けったくそ悪い冗談だねェ」


   一族紹介1へ  3へ



inserted by FC2 system