初代当主 新 (あらた) |
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剣士 1017.8〜1019.2(1才6ヶ月)
両親: 源太 × お輪
交神: 魂寄せお蛍(→千里) 若草山萌子(→仁)
初代当主。
天界に保護された直後の記憶はおぼろだが、神と交わり娘をもうけたその時から、「ああこの子は俺の血を引く「我が子」なのか、一族の血を守るために戦っていけというのはこういうことか」という実感を得て使命に目覚める。
そこから人生が始まっているので、自然と良き父親に徹することになった。悲願達成のための戦いは必死だったけれども、呪われた運命を嘆くより、愛する家族を慈しんで生きた人。
「俺の死を悲しむ暇があるなら、一歩でも前へ行け 決して振り向くな
子供たちよ…俺の屍を越えてゆけッ」
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2代目当主 千里 (せんり) |
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薙刀士 1017.12〜1019.7(1才7ヶ月)
両親: 新 × 魂寄せお蛍
交神: 風馬慎兵(→万里) 十六夜伏丸(→里杏)
新の長女。母親に似て線が細く、物静か。冷静で慎重でしっかり者の、よくできた娘。
新に対しては精神的に依存するところが大きく、単に「父親」という以上の尊敬と思慕を寄せていた。
そんなだったので、新の死はたいへんなショックだった。いっそ泣き崩れて消え入ってしまいたいほどのところを、その後半年間責任感だけで当主の任をこなしきる。
しかし父そっくりに成長した弟が、父と同じ声で「千里」と自分を呼んだりするのがまた嬉しくも切なくて仕方なかったり。
……という具合に、クールビューティーの表情の下にけっこう乙女な心を秘めて生きていた子でした。
「庭に白梅があったでしょ
あの下あたりがいいナ あそこに埋めてくれる…?」
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3代目当主 仁 (じん) |
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剣士 1018.9〜1020.3(1才6ヶ月)
両親: 新 × 若草山萌子
交神: 葦切四夜子(→迦南)
新に生き写しの息子。弓使いにする予定だったのに、あまりに似てて嬉しかったので剣士を継がせてしまった。
穏やかで辛抱強く地道な努力家。年下の女の子たちにとっては優しいお兄さんで、当主就任後は女ばかりの九条家を支えた大黒柱。本人もその自覚を持って振る舞っており、仁の存命中は万事が彼を中心にして回っていた。
父の遺言通り「一歩でも前へ」進もうとし、初めて大江山にも挑んだ人。常に家族の先頭に立って戦っていた。
寿命月まで出陣していた生きざまに遺言がハマってボロ泣きでした。
「こんなんじゃ、次の討伐には俺は無理かもしれんから、よろしく頼むよ」
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4代目当主 万里 (ばんり) |
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弓使い 1018.10〜1020.8(1才10ヶ月)
両親: 千里 × 風馬慎兵
交神: 根来ノ双角(→若葉)
これまた母によく似たクールビューティー。寡黙で無表情で滅多に口を開かない。
仁兄さんが討伐に出ずっぱりだった分、しばしば留守番役になっていたのが万里。出撃できないことに不満を覚えつつも、先頭に立って戦う仁の姿勢は尊敬していた。自身が当主になってからは、大江山開門まで生きられない自分よりも後進に経験を積ませるほうが大事と、自ら家に残った。
常に毅然として、晩年の体の辛さも弱音を吐くことなく耐えていた。遺言からは家族を愛おしんでいたことがよくわかる。
「死によって たとえすべてが奪い取られても
私には あなたたちがいるわ」
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里杏 (りあん) |
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薙刀士 1019.3〜1020.11(1才8ヶ月)
両親: 千里 × 十六夜伏丸
交神: 鳳あすか(→鈴鹿)
千里の次女で万里の妹。煮魚以外はパクパク食べる。
明るくやわらかな笑顔の気配り上手。母や姉が物静かで口数少なめだった分まで、家の雰囲気を朗らかにしてくれていた。
三年目の大江山討伐に自分は間に合わないからと、万里の次の当主を迦南に譲り、晩年は家に残って皆を支えた。
「三三七拍子で送ってちょうだい
じゃ、いくよ」
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5代目当主 迦南 (かなん) |
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槍使い 1019.7〜1021.3(1才8ヶ月)
両親: 仁 × 葦切四夜子
交神: 白浪河太郎(→依那)
パッと目を引く赤毛に火肌と目立つ容貌、そしてイツ花が見とれる立派なお胸の方。しかし派手な外見に反して性格は控えめ。小さい頃ははにかんでお父さんの後ろに隠れていることが多かったような子。
交神したのは父が亡くなった翌月。傷心のまま儀式へ赴き、ほのぼのと力の抜けた白浪河太郎に、何だかんだでちょっと癒されて帰ってきたらしい(笑)。
思いがけなく5代目当主に指名され、悩んだり泣いたりしながら精一杯その任をこなした。
「自己満足かもしれないけど 私なりに一生懸命やったつもり…
ほめてやってください…」
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6代目当主 若葉 (わかば) |
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剣士 1019.9〜1021.7(1才10ヶ月)
両親: 万里 × 根来ノ双角
交神: 鳳あすか(→安曇)
母君似の美しい方らしい。きりりとした目元は確かに似ているかも。
が、中身はあまり母に似ず、すぱーんと竹を割ったような性格で、面倒見がよくお喋り好きのお姉さんタイプ。年の近い迦南とはよく一緒に行動していたが、若葉の方が姉分のようだったところも。
奥義『疾風剣若葉』創作。
「私なんかのために涙を流さないでね
だって もったいないじゃないよ…」
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